現代文明に於いて、時間の科学は知られていない。
時間とは何であろうか。
それは回転であり、周期である。
地峡が回り、月がその周りを回る。
その地球もまた、太陽の回りを回り、太陽系も惑星を引き連れ、
プレアデス星団の中心星「アルシオーネ」の周りを、
約26,000年かけて、螺旋状に回っているのである。
我々が属する銀河系もまた、回転運動を続けている。
その周期は、約2億六千万年である。
つまり、宇宙は回転と、周期によって成り立っていることが分かる。
これは天文学的観測に裏付けられた定説である。
時間もその例外ではない。
回転する時空が時間である。
そこには周期がある。
例えば太陽黒点の11年周期。
東洋占星術の60年周期。
偉大なる古代マヤ文明が発見した、
260日周期 ( ツォルキン ) http://www.iprema.net/13moon/GAP.html と、
52年周期など、我々の存在するこの四次元時空には実に様々な周期があるのである。
では、一体何故、この周期があるのであろうか。
それは人類の進化のためである。
人類は進化する。
万物は進化するのである。
しかし、人間は特別に霊的にも進化する。
これを人類の霊的進化と呼ぼう。
万物は進化し、また宇宙も進化する。
物質次元では、ビッグバンが起こり、宇宙塵として拡散された量子が互いに引きつけられ、
やがて巨大な星に成長した。
これは物質の進化である。
地球が出来たのが46億年前とされているが、約40億年前に最初の生命が発生した。
その後、全球凍結、巨大噴火、
中でも、全海洋蒸発事件、などの大変動、巨大隕石の衝突などを経て、
生命はその命の絆を現在まで繋いで来た。
まさにそれは奇跡と言って良いだろう。
その目的は、霊長類という、知能を持つ生命体を創ることに他ならない。
人類は霊長類の中で、最も頭脳が発達し、二足歩行し、言語が使える生命体である。
この人類という生命体に魂が宿っている。
動物にも魂はあるが、それは個別の者ではなく、群魂として存在する魂の集合体である。
個別化された、人類の魂は、
人類の意識を魂のレベルまで引き上げるために、人生という旅路を与えた。
人間は人生という旅路で様々なものを学び、やがて、全てを悟り、次の存在次元に移行する。
これを、助成するのが時間の周期なのである。
26,000年に一度、太陽系はフォトンベルトと呼ばれる光が高密度に凝縮した領域を通過する。
このフォトンベルトの影響を受け、人類のDNAが飛躍的な変貌を遂げるのである。
フォトンの刺激を受けたDNAは、次々に命令を人間の身体に伝達し、
人間はその存在を構造的に変化させる。
この現象を、アセンションと呼ぶ。
時間の周期は、人類にアセンションの機会を与えるために存在する。
これが宇宙意識=神=創造主の真の目的なのである。
従って、創造主はこの宇宙を創造するにあたって、
ご自分自身の分霊 ( モナド ) を神に近づける旅路を人類に託したのである。
創造主の分霊から遥か遠くまで離れてしまった我々人類を、
また神の身元に帰還する旅を人類が容易に達成させるために、創造主は時間に周期律を創った。
それは、因果律と、同義語と言っても良い。
原因が起これば結果が起こる。
それがまた新たな原因となり新しい結果を創造する。
それら全てが時間の周期=因果律に支配されているのである。
すなわち、時間の科学とは、神の法則を知ることに他ならない。
神の法則を知るためには、自分自身の心の作用を死滅させ、
純粋意識 ( アートマン=真我 ) に目覚めなければならない。
この時間の科学を理解することこそが、アセンションへの近道であることは言うまでもない。
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