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世紀末神のシナリオ ( 2007/6/28 )




世紀末神のシナリオ



関口栄・著   現代書林







●ご利益信仰というのは、



自分の都合で神仏を利用することです。







自分の利益や物質的な安楽さだけを願う、



はなはだ身勝手なニセの信仰です。







ニセの信仰がニセの宗教につかまるのは、



少しも不思議ではありません。







類は友を呼ぶというとおり、



似通ったものどうしが集まるのです。







本物の信仰は、



霊的な目覚めが伴うものです。







でなければ、



不幸とご利益のイタチごっこになるだけでしょう。







生きる喜びには、



いつまでも出会えません。











火の洗礼の大峠が近づいて、



邪悪な憑依霊の暗躍が激しくなっています。







神の火の気によって、



どんどんあぶり出されてきているかっこうです。











火の洗礼がはじまり、



「きびしき世」となりつつある今、



守護霊の強力なガードはますます必要です。







守護霊の守りのない人間からまず滅びていく、



そんな厳しい時代がこようとしているのです。















●新しい文明の原理は、



地上に霊的な価値を実現しようとしています。







あの世だけでなく、



この世でも霊魂の清浄さが人の価値を決める基準となるのです。







その大転換のために、



火の洗礼による「地上の大建て替え」が、



すでに始まりつつあります。











わたしたちの霊魂を浄化するということは、



新しい文明社会の市民になることです。







岡田氏は、



それを“タネビト”と呼びました。







火の洗礼をかいくぐって、



新しい文明のタネとなる人のことです。











●昭和35年、



世界連邦会議の席上で、



世界的な物理学者のアインシュタイン博士は次のようなメッセージを述べました。















世界の未来は進むだけ進み、



その間、幾度か争いは繰り返されて、



最後の戦いに疲れる時がくる。



その時、人類はまことの平和を求めて、



世界的な盟主を挙げなければならない。



この世界の盟主なるものは、



武力や金力ではなく、



凡ゆる国の歴史を抜き越えた、



最も古く、また尊い家柄でなくてはならぬ。



世界の文化はアジアに始まって、



アジアに帰る。



それはアジアの高峰



日本に立ち戻らねばならない。



吾々は神に感謝する。



吾々に日本という尊い国を作っておいてくれたことを‥‥。











このメッセージを読みながら、



深く感動するのはわたし一人だけではないはずです。







今世紀最大の天災科学者アインシュタインは、



ここで人類の危機を救えるのは日本であると述べています。











これは明らかに一種の予言です。







天才の鋭い直感が、



人類の未来に差し迫った危機を鋭く察知し、



その危機からのがれるための方向を指し示しているのです。











わたしはこの不思議なメッセージを読むたびに、



日本人が果たさなければならない役割の大きさをひしひしと感じます。











初代教え主である岡田光玉師に、



次のような神示がくだっています。















世界は日本を中心として熱くなる。







神霊界、



現界共々火の気をいよよ激しく強まり行かすと共に、



神天降りの為には、



濁れる土玉(地球のこと)を火玉(火の聖霊のみ働きの義)によりて、



焼き払い(神クリーニングの義)致さずば相成らぬ仕組みに覚悟致させよ。















●ところで、



この日本という国名の由来をご存じでしょうか。







スポーツにかぎらず、



ニホン、ニッポンという国名が、



今ではすっかり定着し、



これが昔からあるわが国の名前だと思っている人も少なくないようです。















しかし、



漢字で「日本」と書き、



ニホンあるいはニッポンと発音するようになったのは、



明治以降のことです。







長い歴史の中でみれば、



つい最近といってもよいでしょう。







それまでは、



「ヒノモトの国」と呼ぶのが一般的でした。







黒田節に「ヒノモト一のこの槍を」とある、



あのヒノモトです。











しかしその前、



神武天皇の時代よりもさらにさかのぼる超古代の日本語では、



わが国は「霊の元つ国」と呼ばれていました。







“霊”という字は、



もともと「ひ」と発音したのです。











この「霊の元つ国」という呼び方が「日の元つ国」に転化し、



さらに「日の本の国」となり、



「日本(ひのもと)」となって、



これを音読みしたものが現在の国名です。











「霊の元つ国」とは、



文字通り「霊的な根源の国」という意味です。















岡田光玉師が主神から受けた啓示には、



くり返し「霊の元つ国」の意義が述べられています。







それによると、



わが国の霊界は多くの神々を生み出し、



人間という霊的ないのちを誕生させた“基地(もとち)”であるとされています。







一般に信じられているように、



北京原人が発見された中国や、



アウストラロピテクスの骨が見つかったアフリカが人類の祖国なのではありません。







人類発祥の地は「霊の元つ国」であり、



人類はすべてここから世界各地へ移り住んでいったというのです。















したがいて、



日の本の国つ霊界濁れば、‥‥‥天日暗くなりて、



人類は争いと混迷と災厄に永久に苦しむのみ。







また、



その霊界乱るれば、



世界は乱れて人類ただ苦しみに生きんのみ。







なれば世界天国文明つくるにも平和を造り出すにも、



日の本の国つ霊界を明かなおだやかな狂いなき霊の地と人となすほか術なきを、



人類にサトラしむるほか路なきを告げおかん。







‥‥‥今やその火の元つ国の国魂、



人魂濁り、



地の高天原濁りて、



天の高天原に及ばんとす。







大ミソギ(火の洗礼)のほかなく、



五島(ひじま)を火島となさん愚かさを知れよ。















  これは昭和40年2月15日のご神示です。







「霊の元つ国」である日本の霊界が乱れ、



日本人の霊魂が乱れれば、



それだけ激しい火の洗礼が世界中を襲うことが述べられています。







わたしたちの責任はこのうえなく重大です。











これを逆に見れば、



火の洗礼から世界を救うには、



まず日本人が霊的に目覚めることだと言えるでしょう。

    

 




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