メルマガ『精神世界の叡智』第227号 2007/06/21発行
「そ・わ・か」の法則 (単行本)
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★ 今週の名著 ★
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■ 「そ・わ・か」の法則
小林正観著 サンマーク出版
「そ・わ・か」の法則 (単行本)
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神が、人間の為す行為の中で好きなものは
「そ・わ・か」です。
すなわち、「掃除」「笑い」「感謝」です。
これらの三つの行為を続けている人間を、
どうも神さまが応援しているように思えます。
▼ お金の流れを止める心のゴミを取り除く
無限にお金が入ってくる方法は、
トイレ掃除をすることです。
ただし、「無限にお金が貯まる」
ということではありません。
無限に使っていると、
無限に入ってくるのですが、
貯め込もうとすると貯まらない。
お金が入ってくるコツは、
「我欲」「執着」「こだわり」という三つのゴミを
取り除くことです。
「我欲」「執着」「こだわり」があると、
エネルギーがブロックされてしまうのです。
「我欲」「執着」「こだわり」がなくなると、
お金が勝手にどんどん入ってくるようです。
この「我欲」「執着」「こだわり」という
精神的なゴミを取り去る方法は、
掃除をすることです。
トイレ掃除に関していうと、
自分の使ったトイレはきれいにして出てくること。
自宅だけではなく、デパートでも、
コンビニでも映画館でも、
自分が入ったトイレが汚れていたら、
一点の曇りもなく磨いて出てくる。
そうするとなぜか、臨時収入があるらしいのです。
▼ 肯定から「笑い」が生まれる
「笑い」とは、
肯定であり、
受け入れることです。
目の前の現象を起こしてくださっている
地球や宇宙や神さまに対して、
肯定したということです。
神さまは、喜ばれるとうれしくてやる気になって
応援・支援をしようと思うみたいなので、
肯定的な人には
どんどん味方をしてくれるようになるようです。
▼ 大笑いで病気にならない
人間の体内では、
毎日たくさんのガン細胞が生まれます。
だからといって、
すべての人がガンになるわけではありません。
私たちの体の中にあるNK(ナチュラル・キラー)細胞が、
ガン細胞をやっつけてくれるからです。
実は、笑いがこのNK細胞を活性化することが、
さまざまな実験から明らかにされています。
▼ 健康の秘訣は心と体を温かくすること
ガン細胞は、熱に弱いらしいのです。
体温が上がって臓器が温まると、
ガン細胞は生きていけないらしい。
このことから、
体温を上げればガンになりにくいのではないか
ということがわかってきました。
人間の「体」の語源は「空魂」です。
物質としての「体」は、
魂に従属しているのです。
ということは、
くだらないダジャレでも笑えるという「心の温かい人」は、
魂が温かいので、体もそれに従ってガンが宿りにくい、
という構造になっているのではないかと推測されます。
「温かくてやわらかい人になると、体が壊れにくい」
という神のプログラムが、
体の中に入っているのかもしれません。
▼ 神さまをたたえる言葉「ありがとう」
「ありがとう」の語源は「有り難し」から来ています。
つまり、神・仏が
何か「あり得ないこと」を起こしてくれた場合に
使った言葉でした。
神・仏をほめたたえ、賞賛する言葉として
「ありがとう」「有り難し」「有り難い」
という言葉が存在したのだそうです。
私たち日本人が使っている「ありがとう」は、
勘違いして人間に対して使っているわけですが、
私たちが勘違いをしていようがしていましが、
神さまにはどうも関係がないらしい。
神さまは「ありがとう」という言葉が
下界から聞こえてきたら、
その人の「ありがとう」の回数をカチカチと、
カウントするようなのです。
そして、それが五万回とか十万回、一千万回、
そして一億回というレベルを超えたときに、
神はその人にとってうれしく、楽しく、幸せな
現象を起こすようになっているように思えました。
▼ 「祈り」も「願い」も神さまへの感謝
「祈り」とは
「意(神の意)+宣(宣言の宣)」です。
すなわち、祈りとは、
神の意を寿ぐこと、
賞賛すること、
ほめたたえることだ、
ということがわかりました。
一方、「願い」の語源は
「ねぎらい」から来ているのです。
つまり、「祈り」も「願い」も、
神の為せる業に対してほめたたえ、
賞賛し、感謝することであった
ということがわかりました。
「祈り」「願い」とは、
自分の夢や希望をかなえてもらいたい
という意味で使う言葉ではないのです。
神・仏に対して、
今私たちがしてもらっていること、
置かれている状況について、
ただお礼を言い、
感謝の言葉を伝えることだったのです。
これから神社仏閣に行ったときには、
「あれをしてください」
「これをかなえてください」と言うのではなく、
ただひたすら「ありがとうございます」と言うだけで、
もうすべてがOKということになります。
▼ すべてが「ありがとう」になる言葉の魔法
脳は不条理・不合理を認めない。
自分の頭で納得できるようにならないと、
いつまでもずっと答えを求めつづける
のだそうです。
朝起きて、ベッドから下りる前に、
「ありがとう」を百回言ったとします。
そうすると、脳は突然不安定になる。
なぜ、現象がないのに、
「ありがとう」なんだろうと。
先に「ありがとう」を百回言うと、
脳は、ありがとうの合理的な理由を
探しはじめるらしいのです。
「ありがとう」を言った人は、
一日中ずっと「ありがとう探し」をして、
脳が「ありがとう」に満ちあふれながら
一日を終えることになるのです。
結局のところ、
私たちが、目の前の現象をどう思うか、
どう感じるかであって、
「幸せ」という名の現象が
宇宙に存在するわけではありません。
「幸せ」「ありがとう」と言ってしまうと、
その瞬間から突然に脳は「幸せ」を探しはじめ、
ありがとう探しを始めるように
できているらしいのです。
▼ 「そ・わ・か」で「徳」を積む
「そ・わ・か(掃除・笑い・感謝)」をやっていると、
目の前にいろいろな現象が起こりはじめます。
「ああ、自分は恵まれている」と
思うようになるでしょう。
そういうことを実践している人が
何かを始めようとすると、
あっというまに支援が来ます。
それは、その人が、
毎日「徳」を積んできたからだと思えます。
その積んだ「徳」のおかげで、
すぐにまわりから支援が得られる。
自分の力だけでやろうとするよりも、
支援していただけるような日常生活を
組み立てていくことが「得」なのです。
まさに、人徳の「徳」とは、
損得の「得」なのです。
▼ 現象はニュートラル
世の中に不幸や悲劇は存在しない。
そう思う心があるだけなのです。
その悲しみや苦しみは、
現実のとらえ方によって、
「幸せ」になってしまうこともあるのです。
「悲しい」「苦しい」と言っていた現象が、
幻になってしまう。
消えてしまうのです。
「悲しく」「苦しい」現象は、
本当はそのほとんどが、
悩んだり苦しんだりする必要のないもの
なのかもしれません。
事実や現象は一つ。
同じ現象なのに、とり方、とらえ方で
その価値はまったく正反対のものになってしまう。
ただ、それを受け止める側の『心』が
その現象の価値を決めるようなのです。
「不幸」や「悲劇」は存在しない。
すべての現象は、
宇宙的に、本質的に、
ニュートラル(中立)です。
それを「幸」ととるか「不幸」ととるかは、
どうもその人しだいであるらしい。
▼ 喜ばれる生き方が人生を輝かせる
人間が生きる意味とは、
どれだけ「人の間」で生きてきたか、
他人からどれだけ喜ばれる存在であったか
ということのようです。
達成目標や努力目標をかかげて、
それを実現していくことではないようです。
本気でそういう生き方をしている人を、
宇宙は見捨てないようです。
一生食べさせてくれるようなのです。
一つでも多く、
神さまにも人にも好かれることを実践していくと、
本質的な人生(楽しい人生)が
待っているようです。
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■ 著者紹介 ■
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著者紹介
小林正観(こばやし せいかん)
www.utashi.com
1948年東京生まれ。中央大学法学部卒。学生時代から人間の潜在
能力やESP現象、超常現象などに興味を抱き、独自の研究を続ける。
SKPブランドオーナー、作詞家・歌手。心理学博士、教育学博士、
社会学博士。経営者のための「うたし」(嬉しい・楽しい・幸せの
略)会を主宰。著書多数。
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● この本の評価 ●
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■「そ・わ・か」の法則 (単行本)
■ 小林正観著
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■ ¥1,575
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