死の行進をしている西洋文明
2001年世界大終末
渡部勇王・著 廣済堂
●アインシュタインの相対性理論とその後の量子力学の発展により、
それまで物体と考えられてきたものが、
「分子→原子→核→素粒子」と分析を繰り返していくと、
“波動”というとらえどころのないものに行きつく。
(中略)
いわゆる物質とエネルギーは同じもので、
目に見える形で凝集したエネルギーが物質と呼ばれ、
目に見えない形の物質がエネルギーと呼ばれる。
(中略)
エネルギーが物質に変換する場合は、振動波として現れる。
ここから、
この大宇宙はさまざまな周波数の振動波から成り立っていることがわかるのである。
生物であると無生物であるとを問わず、
物体はすべて振動しており、
さらに、
音波、
電波、
熱線、
赤外線、
光線、
紫外線、
エックス線、
ガンマ線、
宇宙線などはすべて振動波である。
そして、
光が光子と呼ばれるように、
光線、
エックス線、
ガンマ線などは、
振動波であると同時に、
粒子、
すなわち“物質”としての性格を併せもっている。
振動波と物体の間には、
垣根などないのである。
●このように大宇宙は、
充満しているさまざまなサイクルの振動波によって形づくられ、
しかも、
それらの振動波がお互いに連動して影響しあっている。
●ノストラダムスやエドガー・ケイシーの予言を日本に輸入しようとした人々も、
日本に危機が迫っている根拠としてあげているのは異常気象や公害の蔓延であった。
しかし、
世界の情勢の中で日本のおかれている状況を見るなら、
本当の意味で危機に向かって“死の行進”をしているのは西洋の文明であり、
日本はそのとばっちりを受けているにすぎないことがわかる。
●政治的・社会的事件はもちろん、
大自然のもたらす天変地異も、
人々の心の満足度や荒廃度を一定の変換式を介して反映する大宇宙の波動現象に基づいているものであることは間違いない。
●(聖書の全体の筋を)最も簡単に述べると、
天地創造の後、
神の言い付けに反して「知恵の実」を食べるという罪を犯したアダムとイブが、
楽園であったエデンの園を追放され、
その子孫たちは試練のために苦難の道を歩むが、
最後に世界が大終末を迎えたとき、
神に選ばれた信者たちだけがパラダイスを回復する、
というストーリーである。
●『聖書』の根本信条は何か?
ズバリ一言でいえば、
それは、
人間は生まれながらに“原罪”を持っていること、
その罪を償うことによって神から許しを与えられることが人生の最大目的だということにある。
●この贖罪の歩みは、
個人にあってはその死において最終的に審判され、
また人類全体としては、
この罪悪に汚れた世界が、
救世主(メシア)の降臨により大審判されることで最終的に精算されると確信しているのである。
原罪を根源としてスタートした人類の歴史は、
この世界の終末という形で“精算”されなければならないのである。
●彼らはこの終末を待ち望んでいるのである。
意識の最も奥深いところで、
本能とも言える執着心で、
世界の終わりを渇望してるのである。
●産業革命以来の400年の間にスサノオ文明は世界のリーダーシップを握ることに成功した。
彼らが作り上げた物質的世界で最も特徴的なのは、
「科学技術・資源・産業」「銀行・金融力」「警察・軍事力」の3本の柱であった。
●フリーメーソンが世界政治に直接関与した代表的なものは、
1789年のフランス革命、
1783年のアメリカ独立革命、
1917年のロシア革命であったとされる。
フランス革命については、
そのスローガンの「自由・平等・博愛」がフリーメーソンの信条であり、
それを象徴した三色旗が国旗として採用されていることを挙げるだけで十分であろう。
その当時の国会議員の過半数がフリーメーソンであったという事実を考えれば、当然の結果ではあるが‥‥。
●アメリカ国旗も使用されている色に着目すれば、
フランスと同じ青・白・赤の3色を用いており、
また、アメリカの1ドル札には、
フリーメーソンのシンボルである「光の三角形」と「神の目」の組み合わせが描かれている。
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