★がんが消えた - ある自然治癒の記録( 2007/5/31 )★
がんが消えた - ある自然治癒の記録 (単行本)
寺山心一翁著 日本教文社
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■ 著者紹介 ■
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寺山 心一翁(てらやま しんいちろう)
1936年東京生まれ。1960年早稲田大学第一理工学部電気工学科卒業、
その後、東芝入社、半導体素子の研究、開発、試作に従事。1980年
寺山コンサルタンツオフィスを設立。
1984年に右腎臓がんとなり、手術、抗がん剤、放射線治療という現
代医学による治療にもかかわらず、がんが右肺など他部位へ転移し、
末期と診断されたのを機会に、自宅で死を迎えるために退院。
やがてがんに愛を送り、深い気づきを得て、副作用のない様々な代
替療法を自分が中心となり、自分のからだに調和をとりながら統合
的に取り入れ、やがてがんは自然治癒していった。
ホリスティック経営コンサルタント(1981〜)、日本ホリスティッ
ク医学協会常任理事(1987〜1995)、フィンドホーン財団評議員
(1988〜)、特定非営利活動法人国際和合医療協会(ISMA)副理事
長(2004〜)などを歴任。
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私はがんに愛を送ることで、
副作用が無く、がんが消滅していった体験をした。
まさにがんになって、
それを自ら解決していく中で、
たくさんの人々に出会い、気づき、
自分の智慧とする旅のはじまりであった。
忙しい毎日の生活の中で、
手っ取り早く物事を進めていくうちに、
心の奥底でつながりをもたずに進んでいった結果、
がんという病気に出会ったのだ。
その治癒過程で、生まれて初めて
自分自身が誰にも邪魔されないで
静かな時間空間の中で過ごし、
朝には日の出を静かに眺めるという生活を
過ごすことができた。
この静かな時間を持って自分にもどるということが、
その後フィンドホーンに行って学び、
自ら瞑想を実践するようになり、
そのための時間を取るということを
毎日の生活の中にもたらしてくれた。
▼ がんになった人達へ伝えたいこと
今たくさんのがんになった人たちに
心から伝えたいことがある。
それは、
「がんになって自分で治す道を歩んでいくことは、
あなたの意識が変容するとても素晴らしい機会ですよ」
「人の意識が変容するときは、
無条件の愛を感じて愛を人に送ることではじまります」
「人間の体の中には、いつも治そうとして働いている
自然治癒力があるので、どうか治っていくということを
感じてください」
「この自然治癒力がいかされるようにしてあげ、
ただ素直に無邪気に治っていくことを感じてください」
「がんに愛を送るという無条件の愛のエネルギーを、
心から感じてください」
そして、本を読んで知識ばかりを追いかけず、
しっかりとその知識を体で感じて、
腑に落とすことで智慧になっていくことに
気がついていってほしい。
腑に落とすには、
静かになって、他人から邪魔されない時間を持って、
自分の中にある自分自身、
「内なる神」と表現しているものと出会う時間を、
毎日持つことである。
▼ がんに愛を送る
体のあちこちをやせ細った手の平でさすり、
すべての臓器に今まで自分を生かしてくれたことを
感じて感謝の気持ちを送っていたときだった。
痛みがひどい腫瘍のある部分に手を当てた時に、
自分で作ってしまったことに気づき謝罪するとともに、
腫瘍は自分が作った子供だと分り、
がんに愛を送った。
なんと痛みが徐々に減ってきたことを見つけた。
自分が耐えられる程度に痛みが減少したことを見つけ、
これを続けていくことで私の意識を大きく変えることになった。
がんに無条件の愛を送ることが、
すべてのがん治癒のスタートといってよいだろう。
▼ 感謝をすること
今現在まだ生きているという事実を知り感謝し、
その日一日を「ありがとうございます」
という感謝の感情で過ごすことを心がけはじめた。
そして新しい日の始まりである
日の出を見ることをはじめた。
太陽を見ているうちに、
あの太陽がなかったら、
地球も無く、自分も無かったということを感じ、
太陽が神様だということに考えが行きついた。
「太陽さんありがとうございます」の祈りが始まった。
▼ 呼吸の素晴らしさ
息を吐くことの重要性をさらに深めていくうちに、
呼吸の素晴らしさに気がついた。
体にたまっていた悪いものを、
呼吸を深くすることで口から外に出して行き、
吐く息をできるだけ長い時間継続して深めていくことで、
体中の毛穴が開いて多量の汗をかくことに気がついた。
この吐くことに専念した呼吸に、
声を軽く乗せて発声をしていくことをし続けているうちに、
まず胸のチャクラに、
そして体の背骨に沿って並んでいるライン上の
七つのチャクラの存在に気がついていった。
七つのチャクラを下から上に順番に上げながら、
ひとつずつ繋げていくような意識で呼吸をしていくと、
体の中に快感が走り、
やがてある朝、呼吸がとてもうまくできたあとに
日の出を見ているときに、
第一チャクラからクンダリーニが上がるという
体験をすることができた。
そのとき以来、何かからだ全体の感じる力が高まり、
人のオーラがとてもよく見えるようになり、
宗教的な絵に描いてあるようなことは嘘ではなかったと
納得した。
▼ 神社での霊験
神社にできるだけ通うことにした。
神社の拝殿に下がっている鈴を鳴らすと、
背中がざわざわ高まるような感覚になり、
次に拍手を打つことで背中がざわざわして
何か憑いているものが飛び去っていくことを
体験できた。
そして自分の体が楽になり、
気持ちが晴れやかになり、
思い悩むことが減少した。
拍手を打ったあとに、
清められている神社の境内で裸足になって呼吸をすると、
人体があたかも避雷針のようになって、
地の底にあるなにか得体の知れない力が足から入ってきて、
同時に頭の頂点にある百会というツボがさわやかに感じ、
チャクラが大きく開き、
頭上からエネルギーが体にどんどんと入ってくる体験を
することができた。
天地人とはこのような状態を言うのだと感心した。
▼ 食事療法の大切さ
マクロビオティックという食事により、
体質を根本的に変える方法が素晴らしいかがわかり、
がんを作ってしまった原因に遡り、体質を変えることで、
病気を治癒させていくという方法の真髄に
触れることができた。
▼ がんがくれた贈り物
私はいつも朝起きてから、
『太陽さん、
私を生かしていただいて感謝します。
今日もまだ私は生きています』
と宇宙に向かって唱えている。
がんになってから、
次々に沢山の贈り物を
宇宙が私に与え続けているように感じている。
宇宙を天と言い、天を神と言い換えてよいだろう。
私は宇宙からのそれらを素直に受け止めて、
直感にしたがって決断し、行動を起こしてきた。
がんが私にくれた贈り物と思える。
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