201X年終末大予言の秘密
高橋 徹・著 日本文芸社
●生物学には「個体発生は、系統発生を繰り返す」という言葉、
鉄則がある。
たとえば人間の胎児が、
母親の胎内において地球上の動物の進化プロセス(原始的な脊椎動物の細胞分裂から始まって、
爬虫類、哺乳類に至るプロセス)を経由して、
やがて誕生するようなこと。
●人間のDNAは、
「胎児が成人になるためのプログラム」を内在している。
だとしたら、これからの未来においての人間の進化を司るプログラムも内在しているのではないか。
●私たちは目に見えるものだけを見て、
見えるものだけを信じる。
それによって、
私たちの知覚構造は、
その反射知覚として、
心の中に類似のものを創りだす。
世の中が混乱していれば、
私たちの心の中も混乱する。
そして、
心の中が混乱して不安が増せば、
私たちはますます外的なものに依存する傾向を強める。
●私たちは1999年という年を、
あまりにも特殊な見方をするように方向づけられている。
言わば、
人類の集合意識を操作する道具として、彼(ノストラダムス)の予言が利用されているのだ。
●「いつ」という議論ほどむなしいものはない。
黙示録は、
それを理解する人の意識の中では、
現実にいま起こっていることであり、
時間は問題ではないのだ。
黙示録に隠された秘密は、
秘密であるがゆえに、
黙して語らない。
私たちはいつそれが起こるかわからないからこそ、
言い換えれば、
自分がいつ死ぬのかという明確な日時を知らないからこそ、
待つことなく、
いまという一瞬を精いっぱい生きる。
また、
自分の生きている時間に対して自己責任をもつことができる。
もし、
それでも待つとしたら、
いったい何を待つというのだろうか?
地上の牢獄で無期懲役の人間、
あるいは審判を待ち続ける人間にとって「いつ」という言葉ほど、
自分を虚しくする言葉はない。
予言を理解するものにとっては、
「いま」がそのときなのだから。
ここで、黙示録の秘密とは、
人間から見ると希望のことだ。
私たちが知らないこと、
それでも漠然とではあるが信じようとしている何か。
すなわち、
それこそが秘密であり、
希望となっている。
いつという疑問を生じさせる気持ちを、
自分の心の中で希望に変えること。
自分の中にある理解されないままの秘密は、
それがまさに未知の希望となることで、
私たちの行動の原動力となるのだ。
●時間と人生の全貌は、
いついかなるときでも、
そのすべてを明かしてしまってはならないものなのだ。
これは個人にとっても、
また人類全体にとっても同じであり、
ノストラダムスも十分にそのことがわかっていた。
だからこそ、
事が起こってからでないと、
そのさまざまな予言の暗号が解読できないようにしたのである。
●DNAは「生物種のあらゆる記憶を内蔵した高密度マイクロチップ」のようなものであり、
地球の生物の歴史、
その記憶のすべてを内包している。
●日本における大本教という宗教団体がはたした役割。
これもしばしば「ひながた」とか「型の経綸」と呼ばれる言葉や論理で説明される。
これは要するに、
空間的、
時間的に圧縮された小規模の現象が、
今度は場所も時間も変えて大きく再演されるようなことを指す。
●2000年〜2006年の地球人類。
地球を取り巻く電磁気、
バンアレン帯と地軸の変動により、
ポールシフト(極移動)が起きるだろう。
そして、
「新しい天と新しい地」が実現する。
この年から地球上のあらゆる生命体のDNAの変化が始まり、
生体変異が起こるに違いない。
●2006年〜2012年。
公式に異星人との交流・共同作業が始まる。
別次元の存在を認める人と認めない人が、
完全に二極化する。
残存人類によって地球の大掃除が始まる。
世界は日本を中継点として、
別な次元との接触をはかることができるようになる。
異星人を含めた地球外生命体によって、
地球の大掃除が始まる。
●2013年。
地球と地球上の生物に次元上昇が起こる。
次元上昇とは、
総体的な視点からみると、
次元分離ともいえるもので、
三次元的な地球と、
四次元的な地球の双方が生じることを意味する。
だから、
たとえば、
四次元的な地球は、
現在の軌道に残って、
そのまま運行を続けるだけだ。
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